その土地の風景

もうすぐ消えてなくなりそうなものを記録します。と、趣味の話。

東京都 浅草、吉原

仲見世周辺は年末、お役所の方がお包みを家の前に置いてまわった、なんて話を聞いたことがあります。
日本中にある話ですね。

さて、浅草と言われると雷門しかでてこない方も多いと思いますが、他にもたくさん昭和なものがあります。

今はJRAになっている場所、昔は新世界と言う百貨店?があったようです。


15年ほど前東京に遊びに来た時は、まだすぐ隣はバラックで、雑魚寝している人がたくさんいました。
今はとても綺麗になりましたね。

その面影を残す商店やスナックもまだ残っています。



ホッピー通りも、いわゆる戦後のドサクサで三国の方々がバラック呑み屋をやり始めたのが始まりだそうです。
というわけで、浅草にもコリアンタウンがあるんです。



焼肉屋ゾーンです。ひさご通り周辺です。
早い時間なので開店していませんでした。



写真はありませんが、
ひさご通りをそのまま進めば千束地区に入ります。昔は吉原と言う地名でした。イメージアップのために千束という地名に改名したと聞いております。

駿河国から移転してきた吉原遊郭はその昔、人形町のあたりだったそうです。
東京の外れだったそうですよ。今では考えられませんね。
名前通り草原で、葦原という地名だったそうですが、葦(あし)=悪し とげんが悪いため、あし→吉 に変えたんですね。
梨→ありのみ みたいな感じです。

吉原は拡大を続け、大名屋敷の隣まで置屋になってしまったので幕府は移転命令を出し、今の場所に移転したそうです。

そしてさらに北へ向かうと、あしたのジョーの生まれた場所、日本三大ドヤ街の山谷があります。
山谷という地名も今はなくなってます。
昔の話になっていくんでしょうね。



最後の写真は、お気に入りの銀座線出口の地下商店街です。
ここが東京だと言うことを忘れてしまう光景ですよね。